昔読んでいた「愛鳩の友」。その中で読んだ鳩の名前がEver Onward。
その名をブログの名前にした。
ブログの内容は『マラソン・炭鑛・炭坑昔ばなし・他』
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炭鉱には救護隊という組織がある。仕事場が地下の奥底にあるため、また、有害ガスなど発生することがあるため、炭鉱独自に組織された救護隊が救助に当たるのである。一般の救助隊でも同じで、出動しないことが安全につながるのである。それでも訓練は常に行っている。
救急法の訓練は、身体の各部に会った止血の方法や骨折の応急処置、心肺蘇生法、人工呼吸などである。
意識の確認・気道の確保・心臓マッサージと一連の動作を人形を使って行うのである。
ある日の訓練で先生が、人形を用意するよう指示が出た。その人形を使って呼気蘇生法(マウスツマウス)の訓練を行うのである。
3体ある人形の誰がどれを使うかで、とっさに名前が出たのである。
「俺たちサチコを使う。お前たちアケミを使え」。と。
それから人形に名前をつけるようになってしまった。
指導してくれた鉱山保安センターの先生にも怒られず、楽しく指導していただいた記憶がある。
呼気蘇生法と心臓マッサージはもうわすれたなあ。
創立50周念記念
少し古い話になるが、先日(2006年8月21日)の釧路新聞13面に載っていた「春採太郎」のこと。けして人の名前ではなく「釧路市の天然記念物」である。この記事を読んで思い出したのだ。実はこの名前は砂岩脈の名前である。この太郎には次郎と花子もあるきかされていた。この岩脈に炭坑で働いていたとき幾度も遭遇したのである。普通天然記念物といえば取ったり、壊したり、触ったりできないもの、保存するものであるが、私たちはそれを破壊し、掘り進んでいった。つまり取り壊して坑道(地下道路)を作っていたわけである。その作業が一筋縄ではいかなく、とってもとっても苦労をしたのでいまだに忘れないでいるのである。石炭は鉱物の中ではやわらかいので一日に40mも50mもトンネルを作ってり進むことができる。春採太郎にぶち当たった時は三日で1mも進めないのである。逆にマイナスになることもあった。春採太郎は厚さが4mもあったので断層と間違えたこのもあったし、渡るのに3週間くらいかかってしまった。そのときの様子は石炭の黒い層を掘っていって突然岩脈の白い肌が出てくるのである。機械で掘ると黒い粉塵が白い岩塵が出てくるのである。すると坑道(トンネル)の天井は10mも崩れ落ちてくるのである。2.4mや3.6mの丸太を多数使って天井を囲みながら進もうとするのだけれど光の届かない10m上から落ちてくる岩は音もなく落ちてきて差した丸太おもへし折ってしまうのである。安全のため監視人を立てて作業するのだけれどある意味命がけで作業をした。もう坑内の春採太郎には遭遇することはないが新聞記事を見てこの経験を残しておきたいと思った。他の仲間の経験者も残してほしいものだ。
少し古い話になるが、先日(2006年8月21日)の釧路新聞13面に載っていた「春採太郎」のこと。けして人の名前ではなく「釧路市の天然記念物」である。この記事を読んで思い出したのだ。実はこの名前は砂岩脈の名前である。この太郎には次郎と花子もあるきかされていた。この岩脈に炭坑で働いていたとき幾度も遭遇したのである。普通天然記念物といえば取ったり、壊したり、触ったりできないもの、保存するものであるが、私たちはそれを破壊し、掘り進んでいった。つまり取り壊して坑道(地下道路)を作っていたわけである。その作業が一筋縄ではいかなく、とってもとっても苦労をしたのでいまだに忘れないでいるのである。石炭は鉱物の中ではやわらかいので一日に40mも50mもトンネルを作ってり進むことができる。春採太郎にぶち当たった時は三日で1mも進めないのである。逆にマイナスになることもあった。春採太郎は厚さが4mもあったので断層と間違えたこのもあったし、渡るのに3週間くらいかかってしまった。そのときの様子は石炭の黒い層を掘っていって突然岩脈の白い肌が出てくるのである。機械で掘ると黒い粉塵が白い岩塵が出てくるのである。すると坑道(トンネル)の天井は10mも崩れ落ちてくるのである。2.4mや3.6mの丸太を多数使って天井を囲みながら進もうとするのだけれど光の届かない10m上から落ちてくる岩は音もなく落ちてきて差した丸太おもへし折ってしまうのである。安全のため監視人を立てて作業するのだけれどある意味命がけで作業をした。もう坑内の春採太郎には遭遇することはないが新聞記事を見てこの経験を残しておきたいと思った。他の仲間の経験者も残してほしいものだ。
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